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メンタル不調を感じたら…どこに相談しよう…

どこに相談すればよいか

 メンタル不調を感じたときに、「精神科、心療内科、カウンセリング」など、まずどこに相談すればよいかと悩む方はたくさんいらっしゃるのではないでしょうか。

 

やる気が全く起きない、落ち込みがひどい、夜眠れないなど、メンタルの不調を感じたら、まずはカウンセリングの前に病院を受診してほしいと思います。

病院に受診するといっても、最初から精神科になどに行くことは難しく思います。メンタル不調は、不眠、動悸、頭痛、吐き気など身体の不調に表れることが多いので、まずは内科に受診することがいいと思います。

 

なぜ、内科を受診することがいいかと言うと、不調の原因が内科的な疾患が原因となっていることもあるからです。例えば、「バセドウ病(甲状腺機能亢進症)」。これは、代謝つかさどる甲状腺ホルモンが過剰に生産・分泌されることにより、動悸、指の震え、疲れやすい、軟便・下痢、精神的イライラや落ち着きのなさが生じることがあります。

夜中よく起きてしまったり、朝起きたときに頭痛や体のだるさを感じたり、日中眠気が出てきたりする場合は、「睡眠時無呼吸症候群」ということも考えられます。

 

こういったことから、まずは内科を受診することは正解になります。

 

しかし、それでも原因が分からなかったり、症状が続くようであれば、精神科や心療内科を受診するといいと思います。

 

 

 

 

どんなタイミングで受診すればよいか 

また、その他にどんなタイミングで病院に行けばいいかというと、もうこの記事にたどり着いた時点で、私は受診をした方がいいのではないかと思います。とうのも、会社での仕事や人間関係において辛い思いをしているからこそ、このページにたどり着いたと思うからです。

そして、受診を決心したもののどこに行けばいいか迷った場合には、ご自身が通院しやすい場所を選ぶことをおすすめします。精神科、心療内科、○○心のクリニックなどの病院の名前の違いはあれど、どの医師も専門の方です。特に精神疾患の場合、風邪などと違いどうしても長期通院が必要になってしまうことがほどんどという事と、長時間外に出ることが辛くなることもあります。そんな中で、病院までが2時間かかってしまうなどで行くことができないとなってしまえば、せっかく良くなってきたのに、また、症状が戻ってしまうということがあれば元も子もありません。ですから、病院選びにはアクセスがよく、通院しやすいところを選ぶとよいと思います。

 

 

 

カウンセラーの選び方

ここまで読んで、病院に行くのにカウンセリングが必要なのかと考えると思いますが、実際、病院での診察時間は長くても10分程度です。それでも、もっと悩んでいることを聴いてほしい、どうしたらこのストレスをなくせる、どうにかしてこの考え方を直してこの不調を改善したい場合などは、精神科の治療と並行してカウンセリングを受けると効果が出ることがあります。ただ、カウンセリングを受けることに関しては、自分で判断することは難しいので医師に相談してみてください。

では、カウンセラーの選び方はどうしたらいいのかというと、これは完全に相性です。カウンセラーは医師以上に接する時間が長くなります。なのに、相性が悪いとなると、せっかくのカウンセリングなのに余計にストレスをためることになってしまうからです。

 

また、多くのカウンセラーは何らかの資格を持っていると思いますが、正直に言ってこれもどちらでもいいと思います。医師は資格がなければできませんが、カウンセラーは資格がなくてもできます。確かに資格を持っているということは、専門的な知識を持っていますが、必ずしも資格がないから良くないというわけではありません。カウンセリングは相性が重要なので、資格がないカウンセラーであっても自分と相性がよければよいと思います。

 

 

 

これから受診や相談するというときは、こういった考えで病院、カウンセラーを選んでいただけたらと思います。

 

 あなたにとって、真剣に寄り添ってもらえる方が見つかることを願います。