· 

自然体験で反芻思考が減少します!

人は落ち込んだり、不安に思うことがあるとネガティブな同じ考えがグルグルと頭の中を回り、その思考から離れられなくなってしまい、抑うつ気分を増長させることがあります。それを反芻思考と言いますが、そのその思考を簡単な行動により減少させる研究があるので紹介します。

 

 

自然の中を歩くとうつが改善される!

これは、2015年にスタンフォード大学で研究された実験で、森や木々の中を歩くだけでもかなりうつ病の改善につながるということです。

うつ病の一番の原因は「反芻思考」と言われています。

上にも書きましたが、落ち込む出来事や、不安なことがあり、ネガティブな考えが頭から離れず、グルグルと繰り返し考えてしまうと、どんどん負のスパイラルにはまってしまい、その結果うつになってしまうということになります。

 

実験結果では、この反芻思考の回数が減ったということです。

 

実験は38人で行われ、アンケートと脳のスキャンによって全員の反芻思考レベルを測定し、ランダムにグループ分けされ、90分間自然環境または都市環境を歩くことをしました。

結果、自然環境を歩いたグループの反芻思考が減ったという事と併せて、悩むときによく使われる前頭前野の活動も低下していたのです。

 

要するに、自然の中を歩くだけなのに、余計なことを悩んだり、ネガティブなグルグル思考が減ったというわけです。

また、自然の中というのは大自然だけでなく人工的な自然(公園や街路樹を見る)という事でも大丈夫です。自然があるなと思い、それを見ながら歩くことが重要です。

こうすることで、反芻思考が減ることが判明しています。

 

皆さんも、ストレスを感じグルグル思考がはじまったときは、自然を感じながら散歩などをしてみてください。